審美性と柔軟性

IPS e.max ジルキャド プライムと
IPS e.max ジルキャド プライム
エステティック
審美の再定義

IPS e.max ジルキャド プライム シリーズは、酸化ジルコニウム修復において、より優れた品質と審美性を実現します。さらに、最適化されたワークフローは歯科技工所の効率性と収益性を高めます。プライムファミリー製品にはIPS e.max ジルキャド プライムと IPS e.max ジルキャド プライム エステティックがあり、その材料構成と適用範囲においてお互いを補完する製品です。

IPS e.max ジルキャド プライム シリーズは[1]、柔軟性と審美性*が要求されるケースにおいて、より適切なソリューションとしてご活用いただけます。

IPS e.max ジルキャド プライム シリーズ

卓越した審美性
  • シェードのシームレスな移行を特徴とする修復物(境目のない色調)
  • 目的のA-Dシェード合わせてマテリアルを正確にシェーディングしやすい
広範囲なアプリケーション
  • IPS e.max ジルキャド プライム:クラウンからワイドスパンブリッジまで[2]
  • IPS e.max ジルキャド プライム エステティック:クラウンと3ユニットブリッジ[2]
  • 様々なテクニックに対応:グレージング、ステイニング、カットバック、レイヤリング、インフィルトレーション[3]
GTテクノロジー
  • 独自の製造技術
  • 審美的外観[1]、高い適合性と最適化された透光性
  • インテリジェントなディスクデザイン
互いに補完し合う2つの製品シリーズ
  • IPS e.max ジルキャド プライムは、さまざまなアプリケーションとテクニックに対応するオールラウンドなディスクです
  • IPS e.max ジルキャド プライム エステティックは、自然な外観のクラウン[1]を効率的に製作できるスペシャリストディスクです

2種類のIPS e.max ジルキャド プライムディスクとGTテクノロジーに関する詳細

The all-round disc at a prime level
IPS e.max ジルキャド プライム
IPS e.max ジルキャド プライムで最適なソリューションを

IPS e.max ジルキャド プライムはワンディスクソリューションで、ポートフォリオの中でもオールラウンドな適応範囲を持っています。高強度の酸化ジルコニウム材料(1200MPa[4])でありながら、より高い精度と品質を特徴としています。

この魅力的なオールセラミックは、審美性と柔軟性を兼ね備えており、多様な用途や製作技術に適しています。効率的に製作されたモノリシックな臼歯部クラウン、安定したブリッジ、インプラント上部構造、審美性が高く精巧にカスタマイズされた前歯部など、修復物のタイプにかかわらず.

多様な用途
  • クラウンからワイドスパンブリッジまでの幅広い用途[2]

  • ステイニング、カットバック、レイヤリング、インフ ィルトレーションなどの多様なテクニックの選択が可能

  • ワンディスクソリューションは、ラボでの在庫管理を簡素化します

機械的安定性
  • ブリッジが最も強い力に耐えなければならない象牙質部の曲げ強度が非常に高い (1200 MPa)

  • 天然歯、インプラントなど異なる支台の修復に

  • 歯肉退縮や骨吸収等、複雑な症例に

審美性
  • レイヤーのない2つの酸化ジルコニウム原料4Y-TZPと5Y-TZPのブレンド

  • 切端部に向かって透光性が漸増し、シェードが滑らかに表出し、歯頸部では1200MPaの曲げ強度を持つ。

  • 二ケイ酸リチウムに匹敵する審美性

コーディネートされた色調とサイズ
  • BL(ブリーチ)シェード 4種

  • A-Dシェード 16種

  • ディスク厚さ:16mm、20mm、25mm

 

1つの材料で様々なアプリケーションに対応

Due to its high mechanical stability of 1200 MPa[4], IPS e.max ZirCAD Prime covers all major applications – from single crowns to widespan bridges. Furthermore, it allows very thin, minimally invasive restorations to be made.

  • フルカントゥア クラウン

  • フルカントゥア 3ユニットブリッジ

  • フルカントゥア 4ユニット以上のブリッジ(最大2つのポンティック)

  • クラウンコーピング

  • フレーム 3ユニット以上のブリッジフレームワーク(最大2つのポンティック)

Vincent FehmerがIPS e.maxについて語る

MDT Vincent Fehmer(スイス)は、従来の多層ジルコニアとIPS e.max ジルキャド プライムの違いについて語っています。彼は、特にディスクの色調と半透明性のスムースな移行について言及しています。

IPS e.max ジルキャド プライム:使用例

Redefining zirconium oxide esthetics
IPS e.max ジルキャド プライム エステティック
簡単に - 経済的に - 自然に

酸化ジルコニウムでクラウンの大部分を製作していますか?
使用する材料や製作する修復物に高い期待をお持ちですか?
審美的で印象的な修復*を実現するための、簡単で新しい方法をお探しですか?
IPS e.max ジルキャド プライム エステティックの詳細をご確認ください。

審美的なモノリシック修復物を製作するのに必要な工程はわずか数ステップです。ほとんどの場合、追加のステインやカットバックは不要です。簡単な研磨やグレージングにより、A-Dシェードガイドに調和させることができます。効率的であること、エラーのく維持できることは、マテリアルを選択する上で重要な要素の一つです。

モノリシック修復で目的の審美的な結果を達成するための効率的なルート
  • オプトラグロスによる直感的な研磨、または蛍光性を持つIPS イボカラーグレージングペーストによるグレージング

  • 信頼性と再現性の高いプロセス

  • 最小限の手作業で、自然な仕上がりを実現[1]

酸化ジルコニウム修復物の大半に使用可能
  • クラウンおよび3ユニットブリッジに

  • 高いレベルの審美的な修復物のために

安定性、シェード、透過性の理想的なバランス
  • レイヤーのない2つの酸化ジルコニウム原料4Y-TZPと5Y-TZPのブレンド

  • 切歯部の透光性が徐々に高くなることでシェードが調和、象牙質部の曲げ強度は850MPa[5]

シェードとサイズの幅広いバラエティー
  • BL(ブリーチ)シェード 4種

  • A-Dシェード 16種

  • ディスクの厚さ:14mm、16mm、20mm

IPS e.max ジルキャド プライム エステティック: Impressions

プライムクオリティの代名詞

GTテクノロジーは、ディスク内の色調と透光性のシームレスな移行[1]、適合精度、および より効率的な加工特性において重要な製造技術になります。この技術は強度と光学特性において、異なる2種類の酸化ジルコニウム原料のブレンドに基づいています

高い透光性を持つ切縁部
  • 最適に調整されたシェード

  • 切縁部における優れた透光性

  • 5Y-TZP酸化ジルコニウムが生み出す高い審美性

  • 曲げ強度:650MPa[6]

  • ディスクの厚さに関係なく3mmの厚み

革新的な移行部
  • シームレスでレイヤーのない移行部

  • 象牙質からエナメル質への自然な陰影

  • 切縁部に向かって徐々に高くなる透光性

  • デンチン部に向かって徐々に高くなる曲げ強度

  • ディスクの厚さに関係なく4mmの厚み

高強度なデンチン部
  • デンチン部におけるより優れた安定性

  • コーディネートされた陰影と透透光性

  • IPS e.max ジルキャド プライム エステティック:高強度4Y-TZP酸化ジルコニウムは、曲げ強度850MPa[5]

  • IPS e.max ジルキャド プライム:高強度3Y-TZP酸化ジルコニウム、曲げ強度1200MPa[6]

  • 厚みはディスクの厚みによって異なります

GTテクノロジーは、IPS e.max ジルキャド プライムとIPS e.max ジルキャド プライム エステティックの心臓部です。革新的な加工技術により、2種類の酸化ジルコニウム原料(3Y-TZPまたは4Y-TZPと5Y-TZP)のブレンドでディスクを製造し、IPS e.max ジルキャド プライムマテリアルの優れた特性を生み出します。

IPS e.max ジルキャド プライムディスクは、厚さに関係なく3mmの切端部を有しています。これは高い透光性を持つ5Y-TZP酸化ジルコニウムで構成されています。審美的な外観を大きく左右するシームレスでレイヤーのない移行部は、GTテクノロジーによって形成され、厚さは4mmです。
デンチン部の厚さは、4Y-TZP(IPS e.max ジルキャド プライム エステティック)または5Y-TZP酸化ジルコニウム(IPS e.max ジルキャド プライム)で構成され、 厚みはディスクの厚みによって異なります(7~18mm)

より自然に近づいた審美[1]
シェードと透過性の両方がシームレスに移行することにより、歯頚部から切端部への移行がより自然になります。革新的ともいえる独自の製造技術により、他の従来法により製造されたディスクとは異なり、ディスク内にレイヤーが存在しません。
適合精度
高度に最適化されたジルコニアパウダーコンディショニングにより、シンタリング速度の調整を行います。これにより、異なるパウダーが均一な収縮をおこし、より優れた適合精度を得ることができます。
透過性の最適化
"Cold Isostatic Pressing(冷間等方圧プレス)" (CIP)を用いて、ディスクを圧縮・製造することにより、微細構造が強化されるだけでなく、透過性もさらに最適化されます。 
精度の高いシェードマッチング
独自の製造方法により最適化されたシェードのおかげで、単純な研磨またはグレージングだけでも、より正確なA-Dシェードガイドとのマッチングが可能です。シェードマッチのためのステイニングなどをおこなう頻度を減らすことができ、より効率的な修復物製作の実現をサポートします。